インドのクセと納豆のクセ
インドって国とは、一言で言えば「納豆」なんです。
まずね、街中がね、臭いの。
なんってったってそこら辺に野良牛がノソノソと歩いてる。
日本で鳩がいるテンションで牛がいる。
臭い理由はね、やつらのウンコちゃんです。
のっけから汚い話ですみません。でも事実なのよ。
日本でも鳩のフン見かけますよね。運悪く頭に落とされちゃったり。
でも鳩のフンなんて可愛いもんですよ。
頭に落ちてきても「ポトン」って感じでしょ。
もし牛のフンが頭に落ちてきたら「ズドンッッッ」ですからね。
ヘタすれば首ごと持っていかれますよ。
まぁそんな彼らのフンが町中に転がってるわけですから、臭くもなりますわ。
そんな中どこのレストランもカレーしか売ってませんからね。
なかなか素敵な国ですよね。
あとインド人ってね、とても「しつこい」人が多いんです。
そう、納豆のネバネバみたいな人たち。
例えば、
『このブレスレットどうだ、かっこいいだろ』
「いらない」
『あれだろ、色が気にいらないんだろ、ほら別の色もこんなにあるぜ』
「いらない」
『おいおい、たったの△ルピーだぜ?』
「いらない」
『しかもこれにはな、ヒンデューの神の力がこもってるんだ』
「いらない」
『わかった、じゃあこの木彫りのガネーシャはどうだ! 』
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しつこいよね。鋼のメンタルだよね。
こんなやりとりを10分以上続けて、ようやく立ち去ったと思ったら
また別のヤツが来たりするからね。
いや、さっきのやりとり見えとったやろオッさん。
あんなに断り続けてたのに、なんで同じ物売りにくるねん。
どこに勝算があると思ってん。
ほんと、まさに納豆のネバネバ的しつこさですね。
こんな国だからインドのことを好きな人と嫌いな人がはっきり分かれる。
好きと嫌いに分かれるというより、「大」好きと「大」嫌いに分かれる。
これまた納豆みたい。
「嫌い」になる理由は分かりやすいですね。一目瞭然。
「好き」のほうがちょっと奇妙ですよね。
じつは「好き」な人ってのはね、そんなインドのクセにはまってしまってるの。
めっちゃ臭いし、いちいちしつこいのに
なんだか無性に欲しくなっちゃうの。
ほんと納豆。
病みつきになったら止まらない。
そんなこんなで僕は4回もインドに行きました。
多分また行きます。
食わず嫌いせずに、皆さんもぜひどうですか?
ふっくらモチモチの、人生のお供に。